PRAGMATIC CAPITALISM の記事で紹介されていた、1995-2011間のEMUメンバーの10年債金利推移のチャート(BBC)
ユーロの導入で掛けられた魔法が、リーマンショックで解けてしまいました
PRAGMATIC CAPITALISM の記事で紹介されていた、1995-2011間のEMUメンバーの10年債金利推移のチャート(BBC)
ユーロの導入で掛けられた魔法が、リーマンショックで解けてしまいました
ECB、FED、BOE、SNB、日銀が協調でドル資金供給オペとのニュース。
それほど、特に欧州金融機関のドル資金調達が逼迫していた(過去形ですむのかどうかは今のところ不明・・)ということ。
独シュピーゲル誌のギリシャがユーロ離脱して自国通貨(ドラクマ)を復活させようと考えるてる?という記事。
当然、ギリシャ政府もEUも即座に否定コメントを出しています。
Spiegel online international
Greece Considers Exit from Euro Zone
http://www.spiegel.de/international/europe/0,1518,761201,00.html
同記事より
上部が対GDP比の債務、下部が対税収入に対する債務
まあ、ギリシャも酷いですが、ユーロ対アメリカで見るとアメリカの債務の酷さが際立っているわけです・・。
10y債券の利回り
20100820(金)0:40時点
米2.57%
独2.31%
日0.94%
英3.00%
CNBCより
なんだこれ!!
日本政府は、経済危機対策という一時的なカンフル剤を打つことで、時間稼ぎをして経済状況が好転するのを待つ戦略をとりましたが、早くも薬の効果が薄れてきたようです。これは日本に限った事ではないでしょうが。
エキサイトライフプラン公式ブログ、「ドーピング効果の切れる下半期からが正念場」をアップしました。
先週末発表された2010年第2四半期までの指標は、EU全体、特に独が予想を上回る好結果を記録する一方で、ギリシャとアイルランドは引き続き苦しい経済状況が継続中。
ユーロ安による収入アップで債務負担を相対的に軽くできた国と、緊縮財政で収入がダウンしさらに債務負担が重くのしかかってきた国の明暗が分かれている感じ。
[アテネ 12日 ロイター] ギリシャ統計当局が12日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比1.5%減と、市場予想の1.0%減を超えるマイナス成長となった。政府支出や投資の削減が主な圧迫要因となった。前年比では3.5%減だった。
アイルランド国債の独連邦債に対するスプレッド水準は「ばかげている」─ホノハン中銀総裁=英紙
アイルランド財務省は12日、それぞれ5億ユーロの6カ月物Tビルと8カ月物Tビルの入札を実施。6カ月物Tビルの入札では平均落札利回りが2.458%と、2週間前の入札の1.367%から急上昇した。8カ月物Tビルの入札での平均落札利回りは2.810%となった。
以下は、FT誌からの二つのスピードで進むヨーロッパの経済回復を実質GDPで現したのチャートです。(10年、11年は予測)
Greece and Ireland spark fresh investor concern

ソース元のIMFの予測にでは、ギリシャとスペインは2010、2011と水面下に沈んだままです。
このところ落ち着いてしたPIIGSのCDSスプレッドは、再び拡大の気配。
最近ようやく円高懸念発言をではじめましたようで・・・。
そうした発言とは全く関係はないでしょうが、今日の夕方から深夜にかけて、ドル円は86円後半からもう少しで88円にとどきそうな円安を演じています。
米国時間に入ってからは、円安というよりはドル高と言った方がよさそうです。
以下は、JBpressで紹介されていた、英エコノミスト誌の最新のビックマック指数でみた円の購買力の推移です。
この購買力平価指数からみると、最近の円高水準はまあトントンで、2001年以降は円キャリーの影響もあり円安でしたよ、ということになります。
※「ビッグマック指数(Big Mac index)」を公表した。この指数は、各国・各地域におけるビッグマックの販売価格を基準に試算した購買力平価水準であり、為替市場などで昔からよく知られている。
JBpressには、その他にユーロと元の比較もありました。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4079?page=2
欧州(ユーロ)が大丈夫なわけでなく、米(米ドル)の状況が想像以上に悪い。
米で悪い指標が出れば、米株が下落し、ドルが下落し、日本は、ドル安円高と株安のダブルショックに襲われる。
日本で悪い指標がでれば、日本株は下落するが、残念な事にドル安円高がさらに進行して日本株の下落に拍車をかける。
先週は、そんな一週間でした。
昨夜は、米市場で95円あたりで日銀介入があるのでは?といううわさがあったようですが、いざという時にそなえて実戦経験のある人を前線に配置したのでしょうか。
ある大手銀のチーフトレーダーは16日夕、為替介入に携わる国際局為替市場課長に大臣官房総合政策課政策調整室長の大矢俊雄氏を充てる人事を財務省が発令したことに息をのんだ。大矢氏は政府・日銀が円売り介入を行っていた1999年から2001年にかけて、国際金融局為替資金課(現在の国際局為替市場課)で課長補佐として勤務。同様に今回の人事で財務次官への就任が有力視されている主計局長の勝栄二郎氏も、円売り介入を実施した95年から97年にかけて、為替資金課で課長を務めていた経歴の持ち主だ。
問題は、はたして日銀砲の引き金を引くだけの判断力のある人材がいるのかどうか。
J-NSC 谷垣禎一氏が日銀砲について語る 2010-06-09
米原油流出食い止めに「核爆発利用を」、米ロ専門家が主張(ロイター)
深海版の映画アルマゲドンの様相です。
米政府は繰り返し否定しており、英BP幹部も検討対象でないと答えている
既に米政府が、建国以来最大の環境災害と認めるほど、深刻な状況であることに違いはありません。
BBCは、ロシアの所有する潜水艇(バイカル湖での探査に使用されている)のキャプテンの、Mirでメキシコ湾の原油流出を止められるという発言を報じています。
これまでのところ、潜水艇を所有するロシアのShirshov海洋研究所のAnatoly SagalevichとBPの代表者との間で、「Mirが原油流出を止める(それを助ける)ことができるか」に関しる非公式な会話はあったようですが、正式な要請や協議は行われていないようです。
ちなみに、水深6,000mに到達可能な潜水艇は、ロシアの”Mir(×2)”、フランスの”Nautile”、そして日本の”深海”の4つしかないそうです。
深海の存在を誇らしく感じる一方で、米国は持ってなかったの?という軽い驚きがあります。
2隻の潜水艇を使ったオペレーションで、どのように原油流出を抑えることができるのかについては、この記事からでは判りませんが、有効なアイディアであることを望みます。
もちろん、現在実行中の作戦がうまく機能してくれるのが一番ですし、核の使用が選択枝となるのは避けてほしい。
TheNewYorkTimes_Nuclear Option on Gulf Oil Spill? No Way, U.S. Says
断片的には、引用記事などで読んだことはありましたが、全文を読んだのは初めて。
南アWC前に読んでいたとしても、きっと「また読みたい」という感想を持ったと思います。