ごめんね「AAA」間違ってた。えっ!!信用してたのに。

  10月30日(ブルームバーグ):格付け会社のフィッチ・レーティングスは
30日、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンを裏付けとした債務担保証券(CDO)は、2年弱前にフィッチが最高の「AAA」に格付けしたものもデフォルト(債務不履行)に陥るとの予想を示した。

フィッチのアナリストらは30日の電話会議で、サブプライム住宅ローンのデフォルトとその住宅ローンを担保とした証券の損失の関連性を過小評価していたと述べた。

フィッチは29日、最高格付け「AAA」のCDO約240億ドル(約2兆7500
億円)相当を格下げ方向で見直すと発表した。フィッチのマネジングディレクター、ジョン・シアベッタ氏は電話会議で「最もシニア、またはスーパーシニアのトランシェ(部分)にもデフォルトが出るだろう」と述べた。

フィッチは29日にCDO150件、368億ドル相当を格下げする可能性を示唆した。また、約42億ドルは既に見直し中。同社は債務3000億ドルに相当する431件の仕組み金融CDOをすべて調査したという。

フィッチによると、160億ドル相当のメザニン・サブプライムCDOは「AAA」から、最低でジャンク級(投機的格付け)の上から3番目の「BB?」まで引き下げられる可能性がある。

原題:Fitch Says Top-Rated CDOs Based on Subprime Loans Will Defa (抜粋) {NXTW NSN
JQQNAC07SXKY <GO>}

Bloomberg.co.jp 「サブプライムCDO、最高格付けもデフォルトへ?フィッチが予想」

このフィッチによるレーティング変更の記事は、とにかく「AAA」だからという理由で債券を買っていた金融機関にとっては衝撃的ニュースだと思います。なにしろ最高格付「AAA」からデフォルト(今まで間違いなく100の価値があると思っていた資産が、突然ゼロ)になる可能性ありという評価を受けたのですから。

もともとデフォルトの可能性も、格付方法の曖昧さも懸念されていた訳ですが、「AAA」に惑わされて判断を下せずにいた向きもあるでしょう。以前取り上げたバフェット氏のコメントにも、「いくらの価値があるんだろう?と悩んでないで、ちょっとマーケットで売ってみたら?直ぐに価値なんか無い事がわかるよ」的内容がありました。

「サブプライム問題って大変だよね。でもうちで持ってる債券は「AAA」だから大丈夫。」あるいは「「AAA」なんだから今含み損を抱えていても、いずれ元に戻るよ」なんてのんびり考えていた金融機関は、もうさすがに無いと思いたいですが・・・。

それから以下のニュースも気になります。米FRBと同じくユーロ圏でも欧州中央銀行(ECB)が金融市場への資金供給を続けていますが、それにも関わらず資金需給が逼迫しているとのこと。11月には英有力金融機関の半期決算が控えているようです。

  10月30日(ブルームバーグ):30日の金融市場で、ユーロ建て2カ月物のLIBOR(ロンドン銀行間貸出金利)が、8年で最大の上昇となった。銀行が来年初めまでの資金を手当てしたため、需給が逼迫(ひっぱく)した。

英国銀行協会(BBA)によると、30日の2カ月物ユーロLIBORは28 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し4.59%。1日の上昇として
1999年10月28日以来で最大だった。当時はコンピューターの2000年問題への懸念で2カ月物LIBORが54bp上昇した。

住宅ローン焦げ付き増を受けて銀行は警戒を強め、資金を出し渋り、短期市場の金利は8月半ば以来、高くなっている。

ディーラー間ブローカー大手タレット・プレボンのロンドン在勤エコノミスト、レナ・コミレバ氏は「年末越えの資金手当ては通常も金利上昇を引き起こすが、信用収縮やさらに悪い材料が出ることへの懸念がこれに拍車を掛けた」と語った。

30日は、2カ月物の資金で新年の休日明けまでをカバーできる初日。2カ月物ドルLIBORもこの日は13bp上昇の4.94%と、3週間で最も大幅に上昇し、10月3日以来で最高となった。

原題:Libor Soars Most Since 1999; Banks Seek Year-End Cash (Update4)(抜粋) {NXTW
NSN JQQMW31A1I4I <GO>}

「LIBORが1999年以来で最大の上昇?銀行が年末越えの資金手当て」

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Bloomberg.co.jp 「米ムーディーズ、今週中にCDO500件の格付け見直しを終了」

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