The Motly Fool の記事Your Asset Allocation Is all Wrong!からの引用です。
キーワードはホームバイアス。
将来にわたって日本に住み続けかつ円しか使わないとはいえ、全てを円資産で保有あるいは運用するのはリスク高すぎませんか?というのはよく聞く話です。
あえて取り上げたのは、この事にアメリカ人(彼らの通貨は基軸通貨であるドル)が言及していたため。理論はともかくとして、「アメリカNO.1」、「ドルNO.1」という国民性のイメージが強かったものですから。ふーん。
あなたのポートフォリオで、米国株式の占める割合は半分?2/3?もっと?
おそらく、あなたは米国株式の割合を少しあるいはドカンと下げる必要がある。最近の彼の著書(When Markets Collide)で、Mohamed El-Erianは、長期投資家のポートフォリオにおける米国株式の適当なウェイトは、わずか15%だといっている。
他の85%は?
“アメリカに居住する個人投資家は、アメリカ株式に投資しすぎていて、十分な国際分散投資ができていない。このことは、彼らをこの世界で重大なリスクにさらしている。”
El-Erian は最近Barron’sに語った。彼は次のようなアロケーションを提案している。
| 株式 | 49% | |
| アメリカ | 15% | |
| その他先進国 | 15% | |
| 新興国 | 12% | |
| プライベート | 7% | |
| その他のアセットクラス (債券、不動産など)そしてスペシャルオポチュニティ |
49% | |
| 期待利益率 | 5%-7% | |
Source: When Markets Collide.
全資産に対して15%ということなので、株式だけをみると30%強というところです。それでもMSCI SCWI の時価総額比率からいっても少なめに感じます。
でこの人は誰?なぜ彼の話に注意を傾ける必要があるの?
彼はPIMCOの共同最高経営責任者兼共同最高投資責任者であり、世界で最大級のbondマネージャーの一人で、管理下にある8000億ドル以上の資産に対する最終的責任がある。
彼の専門知識は債券の世界にとどまらず、ハーバァードで養老基金のトップとなった2年後の2008年にPIIMCOに戻ってきたとことを知っておくべきである。
ハーブァードはあらゆるタイプのアセットに投資する。そして彼がリーダーシップをとっていた昨年度は、ファンドは23%アップの349億ドルという、大幅にマーケットと内部のベンチマークを上回るパフォーマンスを残した。
理論上は、過去のある期間ある資産のデータに対して最もリスクが小さく最もリターンが高い効率的なアセットアロケーションは一つしか存在しません。かといってそれ以外のアセットアロケーションが間違っているということもないと思います。(※タイトルのwrongを間違いと訳しましたが、もしかしたらもう少し柔らかい訳があるのかも)
それでもホームバイアスにとらわれず、世界全体を俯瞰できるのは大事なことです。記事中にもありますが、直接海外の株式に投資するのに抵抗がある場合、例えば日本人の私たちが日本の企業に集中投資したいと考えた場合、国内だけでなく海外で利益をあげている企業に投資することで長期的には同様の効果が得られます。
直接海外へ投資する場合と比較して、間接投資の場合リターンが薄くなったり、事業が評価されるまでにタイムラグが生じることもあるかもしれませんが。
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