- 2009-06-28 (日) 2:23
- 英語の記事(和訳)
本日の勉強会で使った資料ECONOMIST.COMの特別レポートをアップします。原文が長かったので、気になる部分(7割くらい)だけですが。昨日入稿したマイアドバイザーコラム7月の元ネタだったりもします。
——–(はじまり)—–
6月初めにIMFから出された試算によると、確かに現在の金融危機に対するコストは巨額に及びそうだ:2008年から2009年における、G20先進国の財政バランスは、GDP比8%の割合で悪化しそうだ。
金融危機と老齢化危機
しかしIMFは、長期で見た高齢化に関する支出が、こうしたコストを小さく見せるだろうと述べている。現在から2050年までの期間を予想すると、先進国における金融危機に対する財政負担は、高齢化関連コストの10%に過ぎない。残りの90%は年金、医療、長期間の介護の追加支出となるだろう。
新興国と途上国の人口動向
豊かな世界の人口の高齢化が先行し、数十年遅れて貧しい世界が後に続く。
UN(国連)の2年に一度の人口予測によれば、全世界の年齢の中央値は、現在の29歳から2050年38歳へ。
現在わずか11%(69億人中)の60歳以上の人口は、UNの中央予測では2050年に22%(90億人中)まで上昇。先進国では33%に達する。3人に一人が年金を受給し、10人に一人が80歳を越えることになる。
これは緩やかだが着実に、経済的、政治的、社会的な結末に向けて、無慈悲に進展する。今はまだ、すでに高齢化した人口を抱えているわずかな国が、その影響について注意し始めているところ。しかし、労働力の収縮、年金受給者の増加。2020年頃までには、高齢化はいたるところで見られる現象になるだろう。そして逃れることはできない:巨大な自然災害あるいは人為的な災害が起こらない限り、人口統計はそのたの長期的な予測(たとえば気候変動)に比べてずっと確かなものである。
高齢化の原因
一つ目の高齢化の原因は、長生き。この傾向は産業革命と共に始まりゆっくりと進行している。1900年の世界の平均寿命はわずか30歳、先進国でも50歳以下。現在ではそれぞれ67歳と78歳。そして上昇中。
2つ目の原因は少子化。この現象は、長寿化に遅れて、まず先進国で遅れて途上国でも起きている。1970年代初期はまだ、一人の女性が産む子供の数は4.3人だった。現在の世界の平均は2.6人、そして先進国の平均は1.6人。国連の試算によると、2050年までに世界では2人まで低下し、今世紀中頃までに世界の人口は横ばいになり始める。
これが良いことか悪いことかは、あなたの見解次第だが、明らかに世界は異なる場所に変わるだろう。
高齢化の世界分布
アジアの豊かな国、日本、韓国、台湾はすでに高齢社会でありさらに急激に高齢化が進行するだろう。
ヨーロッパではいくつの傾向にわかれる:例えば、ドイツ、イタリア、スペインでは核家族化しおり高齢化のスピードが速い。一方でフランス、英国、ほとんどの北欧諸国は子供の数を多く若さを保っている。東欧、特にロシア、出生率が低く、寿命も低迷している。
アメリカは出生率の反発と高い移民政策により、今世紀半ばまで若さを保つでしょう。
中国は途上国の中でも高齢化のスピードが速い。過去30年間出生数に厳しいキャプが設けられていた。一人っ子政策に関わらず、一人の女性の生む子供の数は2人で推移している。人口は2030年に約14.6億人でピークを打ち、その後緩やかに減少する。
ほとんどの発展途上国は高齢化について心配していない・・まだ。出生率は低下しているが、人口はまだ若く、まだ数十年は若さを保つ。けれどHIV/AIDSは多くの働き盛りの大人の命を奪っている。しかし長期で見れば、豊かな世界と同様の要因少子化、寿命の延びが貧しい国でも高齢化を引き起こす。
そして高齢化の進行を待たずに、単にこれらの国の人口の多さ、そして高齢の人口の多さが不安を増大する。彼らはすでに49000万人の60歳以上の人口を抱えている、そしてその人口は2050年までに3倍になる。ほとんどの国が、わずかしかあるいは全く国が資金を提供する生活保護ネットを持たないため、その数の人々を管理するのは困難だろう。
—–(おわり)—–
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- 2050年までの世界高齢化の推計(IMF、UN) from 大山FP事務所


