4/28付のロイターの記事です。
日本のマーケットも震源地であったアメリカのマーケットも、おそらくショートカバーの影響も相まって最近好調です。もしかしてサブプライム問題は終息したのでは・・・という雰囲気に、「まだ入り口です」と釘をさす記事です。
実際、国内の金融機関の損失拡大のニュースも後を絶ちません。隠しているというより、まだ何とかなると思って損失の計上をしていないという雰囲気を感じています。個人的に感じるだけで、何の根拠もありませんが。
さて、モルガンスタンレーのアナリストは、大手銀行の2008年の利益を26%減、さらに2009年は15%減となると予測しているようです。
すでにこれ以上の経営状況の悪化をマーケットが織り込んでいるのなら、下落相場は転換点を迎える可能性が高いのでしょうし、そもそもの収益予測の見積もりが甘いのであれば、まだまだ下落マーケットは下落していくことでしょう。
織り込み済み・・・、便利な言葉です。
以下は、記事の訳(の練習)です。
(原文)http://news.yahoo.com/s/nm/20080428/bs_nm/banks_research_morganstanley_dc
「Morgan Stanley see big bank woes just beginning(モルガンスタンレーは、大手銀行の苦難は始まったばかりだとみている)」
モルガンスタンレーアナリストの話。金融株を売却することを顧客に勧めている。大手銀行の収益予想をばっさりと切り捨て、クレジットクランチは始まったばかりだと警告する。
全体では、モルガンスタンレーは大手銀行の2008年の利益を170億ドル(26%)減、2009年の予想を130億ドル(15%)減と見積もる。そのアナリストは、高い純受取利息と相殺してもなお、より多くの貸付損失と費用を予想します。もし連邦準備制度理事会が金利を下げるのを止めることになれば、利益はさらに落ち込むでしょうが。
“”さらなる資本増強と配当減は、クレジット悪化と将来利益低下を招くだろう。”"とアナリストのBetsy Graseck はリポートで書いた。”"我々は3度目のクレジットサイクルの中におり、またこのクレジットサイクルは、1990年-91年の暴落時よりさらに酷くなると予想する。”"
多くの投資家と、モルガンスタンレーチーフエグゼクティブJohn Mackを含む業界幹部は、ここ数週間マーケットは現在の住宅ローンと企業のクレジットの危機は終息に近づいていると予想していた。こうした楽天的なコメントと最近の銀行のバランスシートを支えるための苦労は、先週の銀行株のリバウンドにつながった。
モルガンスタンレーのトップは、クレジットの影響の少ないあるいは資本構成のしっかりした銀行(例えば、バンカメ、JPモルガン・チュース、PNCフィナンシャルグループのような)の買いを選択した。
対照的に、投資家は大きくモゲージにさらされた銀行(ウェルス・ファーゴ、ワコビアのような)を、またアメリカの大打撃を受けているセクションで営業している企業(フィフス・サード・バンコープやキー・コープ)を”アンダーウェイト”すべきである。
モルガンスタンレーは、一般的な資本と比較して危険な資産にさらされているシティグループも”アンダーウェイト”とした。