知らなかった

2010年5月4日

鳩山由紀夫首相は4日、米軍普天間飛行場の移設問題に関し「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と記者団に述べた。

産経:http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005041845021-n1.htm

ちょっと信じがたい発言。
まさか本当に知らなかったのでしょうか。それとも言い訳しすぎて頭が混乱しているのでしょうか。

そしてスペインも格下げ

2010年4月29日

スペインを「AA」に格下げ、低成長が予想より長期化の見通し=S&P

ポルトガル、ギリシャに続き、S&Pがスペインを格下げ。
AA+からAAへ1ノッチの引き下げ。アウトルックはネガティブ。

Roubini on Greece

久しぶりに Nouriel Roubini のコメントです。

「近いうち、我々が議論すためのユーロが存在しなくなるかもしれない。」

Dr.Doomの本領発揮です。

もしギリシャがアルゼンチンより悪いなら、スペインはギリシャより酷い。
住宅バブルとその崩壊は、銀行セクターをギリシャよりも悪い状況にした。
失業率の状況(特に30歳以下)は、ギリシャよりかなり悪い。
そしてスペインを救済するコストは、ギリシャ救済のコストよりも、考えられないほど非常に巨額になる。
スペインはまだ完全に崖っぷちに追い込まれているわけではない。
もし今厳しい財政改革と構造改革を行えば、スペインは自身を救うことができるかもしれない。
しかし明らかにスペインの20年以上の歴史の中で、そのような事は起こったことがない。

ギリシャが最悪の結果を避けるためには、なんらかの強制的な秩序だった債務のリストラを行うこと。債券の額面はキープしたまま、利息下げ償還期限を延ばす。
そしてユーロを離脱する。

あるいはユーロが金利をさらに下げて、ユーロをドルとパリティ(ユーロ=ドル)にする。

S&Pがギリシャ、ポルトガルを格下げ

2010年4月28日

S&Pがギリシャとポルトガルのレーティングを下げました。

ギリシャは、BBB+からBB+(ネガティブ)へ。
ポルトガルは、2ノッチ下げてA-へ。

ギリシャのBB+は、投資不適格、ジャンク債を意味します。

GSの公聴会を見ながらマーケットを眺めていたら、突然大きく動き始めました。
??と思い調べると・・そういうことのようです。

DOW

EUR/USD


ギリシャ:何でもするから誰か助けて

2010年4月23日

木曜日にユーロスタット(EU統計局)のアナウンスで、2009年のギリシャの財政赤字は、対GDP比12.9%から13.6%へと修正されました。

またムーディーズは、ギリシャ債券格付けを1 ノッチ下げてA3としました。今年に入って2度目の格下げです。

ギリシャにとっては、財政状況の厳しさはもとより、そもそもギリシャから出てくる情報や発言が、諸外国政府や投資家からの信頼性を失ったことが痛いと思います。
実際、一段とギリシャのファイナンスは難しくなっているようです。

FTが紹介しているパパンドレウ首相の発言が空しく、また悲痛な叫びのようにきこえます。
(そういう思い込みで、勝手に訳してしまっただけかもしれません。)

パパンドレウ首相は金曜日に訪問中のエーゲ海の島 Kastelorizoで、

ask「パッケージ(救済策)を引き出すためにできる全てのことをするように」

と財務大臣に要請したと述べた。

believe「ユーロ圏のパートナーは、断固とした行動をとると、そして、ギリシャに我々の船を再構築するための、強くて信頼性のある材料とセーフヘイブン(避難所)を与えてくれる、と信じている。」

hope「我々とユーロ圏のパートナーは、この決定がマーケットを落ち着かせるのに十分であり、また我々の国の債務を低い金利でファイナンスできることを望んでいる。」

彼が動いたのはギリシャ債の売りが激しくなった日の後のこと。
(ギリシャ国債10年物の金利は、2001年にギリシャがユーロに参加して以来最高の8.83%に上昇した)

金曜日のギリシャ長期国債の金利は、若干落ち着いたものの27bp下落した8.65%で高止まり。
2年債が40bp上昇して10.23%となり、逆イールドの状況となっています。

厳しい。

シティがユーロの崩壊に言及

2010年4月22日

結局(やっぱり?)ギリシャの資金調達コストは、4/11欧州中央銀行とによる450億ユーロ(600億ドル)の救済策発表前よりも悪化しています。

Portugal Spread to Bunds Widest in 13 Months on Greek Contagion

ギリシャの影響がポルトガルにも・・という記事です。記事中の
ギリシャ10年債は 8.17%
ポルトガル10年債 4.80%

Euro ‘Doomed’ Without Fiscal, Political Unity, Citigroup Says

ユーロ圏は、ギリシャの解決策が見つかったとしても、救政治的、財政的に統合しなければ、崩壊(break-up)に向かう運命にある。
とシティーグループが言及。

シティグループ(ニューヨーク)チーフ・テクニカル・アナリストTom Fitzpatrickは、”独立した国家の寄せ集めなのか、欧州合衆国なのか、どっちかはっきり決めちゃいなよ”と顧客向けのノートで述べた。

ゴールドマンサックス訴追もあってか、
このところ様々なマーケットにおいて、ボラティリティが大きくなっているような気がします。

やばいかも、大丈夫かも、ダメかも、何とかなるかも、右往左往。

ギリシャ、対ドイツスプレッドは過去最高を更新中

2010年4月9日
10-year bond spread to German bonds

10年債の対ドイツ国債金利スプレッド

チャートは、イタリア、スペイン、アイルランド、イギリス、ギリシャ、ポルトガルの10年国債金利スプレッド(対ドイツ国債)の推移です。

Atlanta Fed の4/6にリリースされたレポート(pdf)に、CRが直近のギリシャ国債の動き(赤)を追加しています。

ギリシャ(橙)に注目。ドイツ国債とのスプレッド463bpsは、過去最高記録更新だそうです。

悪い金利上昇です。
銀行はおろかサラ金でも融資が受けられず、闇金に駆け込むしかないのか?といった感じ。

対金価格でみたGBPCHFUSDCADの購買力低下

2010年4月8日

原油は少々ダレましたが、金は5連騰。

ソブリン・リスクを避けるための安全資産への逃避という解説もありますが・・・さてさて。
そうでなくとも輪転機がフル回転していますからね。

以下は、uncommonwisdamより、過去100年間の英ポンド、スイスフラン、カナダドル、米ドルの対金価格でみた購買力の低下を示したチャートです。

pound_franc_candoller_usdollar vs gold 100 years

uncommonwisdam

米10年債4%越え

2010年4月6日

しばらく気にかけてきた米10年債が、2009年6月に4.01%をつけて以来の4%越え(まだマーケットは開いていますが)。

長期で見れば、まだまだ4%ですが、短期金利はゼロ近辺に張り付き、長期金利が上昇して、イールドカーブが立ってきました。

長期金利の動きによっては、救済プログラムが終了した不動産セクターへの影響が気になります。

米財務相は今週、少なくとも830億ドルの債券発行を予定しています。
80億ドル 10年物価連動債(TIPS) 月曜日
400億ドル 3年債 火曜日
210億ドル 10年債 水曜日
130億ドル 30年債 木曜日

http://www.reuters.com/article/idUSN0543127020100405

次のギリシャ

2010年3月19日

スペインも大変だ

ギリシャをEUで支援するにしても、その後にPIGSが控えている。
ギリシャ問題が片付づくことと引き換えに、ユーロ圏の財政がさらに悪化することを受け入れたも同然。

恥を忍んでにお願いしたほうがよいのかもしれない。

例えばスペインは、

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=anieTsqbl2DM&pos=6

(なぐり書き?です。訳はだいたいあってるんじゃないかと・・)

イタリア首相のホセルイスロドリゲスサパテロは、ユーロ圏で3番目の財政赤字削減に挑戦している。
翌年に選挙を控える地方の首長たちは、支出の調整を断っている。

欧州委員会は、スペインは財政赤字目標達成のためには巨額の財政支出削減を迫られるだろう。
地方のパフォーマンスはさらなる危機である。サパテロの余地は、37%の公的支出を占める17の地方によって制限される。

サパテロは、カタルーニャ、バスク、その他のテリトリー(現在マドリッド政府のほぼ2倍の支出をコントロールする)への30年間のパワーシフトによって苦しめられている。昨年GDPの11.4%に上昇した赤字のために、サパテロは素早い動きをとることができないリスクがある。このことは、投資家にギリシャのようにスペインの国債の投げ売りしようと思わせるかもしれない。

プレッシャーは強まっているが、いくつかの州は抵抗すると、エンシェルデラフエンテ、バルセロナの国家研究評議会のエコノミストでさまざまな地域経済学に関する本の著者は言った。もし適切な財政政策が実現できなければスペインに何が起こるのかを示す、”useful scare(ためになる恐怖)”である。ギリシャの危機は、

スペイはおそらくさらなる予算削減を求められるだろう。2013年にEUの3%リミットの範囲内に収めるという目標を達成するために。政府の経済予測は楽観的すぎると欧州委員会は昨日のリポートで指摘した。

政府の予測が示すように、州は2011年にはスペインの7.5%の赤字の半分以上を占めることになる。12月にセパテロがプッシュに失敗した後の今月に、財務相エレナサルガドは州政府とともに条約を締結しようとしている。

スペインの経済規模はギリシャの4倍、失業率はユーロ圏内で最高の18.8%。
ドイツよりもむしろスペインの国債を保有するという投資家の要求するスプレッドは77ベーシスポイント。それはギリシャのスプレッドの1/4である一方で、2年前のほとんど2倍の数字。

長いのでここまで。

ヘッジファンド軍団VS米司法省?ユーロ売りに関して

2010年3月3日

エキサイトライフプランブログで、ヘッジファンドの重鎮たちの会合についてはちょっと触れましたが、ほんとうにユーロに売りをかけているのかどうかは別として、こうしたユーロ売りの動きを米司法省が警戒しているようです。

米司法省、ヘッジファンドのユーロ売りを調査=WSJ紙

記事によれば、今回のユーロ下落に関する調査のようですが、もし起こるとすれば、ユーロの危機は今回のような短期的な下落ではなく、もっと先のもっと大きな出来事だと思うんですが。